地域おこし協力隊になった理由・矢吹町飯塚さんの場合 | 福島県県南地方移住・定住相談所ラクラスしらかわ
田んぼ作業する飯塚さん

地域おこし協力隊になった理由・矢吹町飯塚さんの場合

矢吹町地域おこし協力隊
飯塚 智崇さん
2019年4月に神奈川県からJターン
先輩移住者

移住までの暮らし

 

出身は神奈川県厚木市です。大学進学で岩手県へ行き、3月まで大学生をしていました。

幼いころから自然が好きだったので、農学部で自然環境や鳥獣について学びました。知り合いに福島出身の方がいたという縁もあり、学生時代には何度か福島県を訪れたことがあります。

カメラが好きなので、昔からずっと実家にあるカメラで風景や動物を撮っていました。学生の頃にフィルムカメラにはまり、今でもフィルムカメラで矢吹町を撮っています。

 

地域おこし協力隊に就任するきっかけ

 

学生時代から付き合っている彼女が福島県出身なので、就職を考え始めたときにはなんとなく岩手・福島・北関東あたりを意識していました。

福島県に就職先を絞ったのは、大学2年生の冬に『ホールアース自然学校福島校』のイベントに参加したのがきっかけだったのかと思います。その後、就職活動でもともと目指していた鳥獣被害対策専門員の研修を半年ほど受けたのですが「本当にこれでいいのかな」と迷いが出てきて。その時にホールアース自然学校福島校の方に相談したところ、「こんな求人もあるよ」と矢吹町の地域おこし協力隊の募集を紹介されました。

でも、実は社会人1年目で地域おこし協力隊になるのは不安もあったんです。矢吹町の協力隊は僕が初めてだったので、何をしたらいいのか…社会人経験のない自分でいいのだろうかと思っていました。

背中を押してくれたのは、何だったんだろう?これまで色んな流れに乗って生きてきたので、また流されてみてもいいかなと思ったんだと思います。

 

協力隊のこと

 

自分にとってはほとんど縁もゆかりもない場所だったので、初めはすごく孤独感がありました。就任して3か月が経ち、最近ようやく慣れてきたと感じます。

僕はフリーミッション型の協力隊なので、自分のやりたいことに挑戦できます。今は、『青空図書館こかげ』『協力隊と話そう』というイベントを定期的に開催しています。

矢吹町には幼稚園・保育所から高校、短期大学まで幅広い教育機関が揃っていて、若者は比較的多い土地ですが、やりたいことに挑戦する若者の居場所が少ないのを課題に感じています。町の人たちと若者のコミュニティを繋ぐ役割を担えたらと思い、まずはサードプレイスとして『青空図書館』を立ち上げました。

『協力隊と話そう』は活動報告の場でもあり、自分のことをみんなに知ってもらう場でもあります。これから色んな場面で協力隊を頼りにしてもらえたらと思っています。

取材時の飯塚さん

矢吹町のこと

 

これまで暮らしてきた神奈川県や岩手県も盆地だったので、開けた矢吹町の眺めはすごくいいなと思います。田園風景も、大地も空もとても綺麗です。

環境的にはスーパーやファストフード店、病院などの生活に必要なものが揃っているし、高速道路のICもあるので都市圏にも出やすい立地だと思います。

人柄は開放的な人が多い土地だなと感じます。初めて役場の懇親会に参加したとき、皆さんとてもフランクで驚きました。同じ部署にも先輩移住者が沢山いたのでとても心強いです。

『開拓の町』ということもあり、新しいことや珍しいことに対して比較的大らかな人が多いように感じます。でも、『なんでも挑戦できる場所』かと言われるとそこまで体制が整っていない気がします。その体制づくりが課題です。

これから、自分もいろんなことに挑戦して「こんなことができる」という事をどんどん伝えていきたいです。

 

移住を検討している方へメッセージ

 

自分もまだ来たばかりですが、矢吹町は自然や交通アクセスなど、生活環境が整っている場所だと思います。

『矢吹町で何かをしてみたい』と思っている人と一緒に新しいものを作っていきたいです。


飯塚智崇さんのオリジナルサイト:
http://anima1trai1tomo-taka.com