西郷村へ移住して感じた子育て環境 | 福島県県南地方移住・定住相談所ラクラスしらかわ

西郷村へ移住して感じた子育て環境

戸澤 佳美さん
とざわ・よしみ
2010年に西郷村へIターン
先輩移住者

—移住前のことを教えてください。

首都圏のレストランやホテルで10年ほど勤務していました。1人目を育てているときは千葉に住んでいました。周りに知り合いがおらず、子育ての悩みは実家の母に相談したり、インターネットや本で調べたりしていました。首都圏のメリットとして、産婦人科や小児科はたくさんあって、ネットには口コミも多く載っていたことが良かったと思います。ですが、子育てサロンや一時預かりサービスなどは、スペースが狭いのと利用者がいっぱいいたのとで、ゆったり利用できる雰囲気ではなかったように思います。

 

—移住したあとはいかがでしたか。

夫の仕事を理由に、2010年に西郷村へ移り住みました。

こちら(西郷村)に来て1年目は車がなくて、子どもを抱きながら移動もできないから、なかなか外出できませんでした。車は必須だと思いましたね。

2年目、車を使えるようになってからは、「キッズランドにしごう」や、西郷村の隣の白河市の「おひさまひろば」などの子育て支援施設に出かけるようになりました。今は、子どもを通してできた友達や、同居してるお姑さんが相談相手です。

現在は3人の子どもを育てながら、塾の講師と、カフェEMANONのキッチン担当をしています。

 

—しらかわでの子育てについて。

いちばんお世話になったのは「おひさまひろば」です。親に寄り添った考え方をしてくれて、話し相手にもなってくれます。

おひさまひろばの近くにあるカフェEMANONで働いているのですが、今後、親子が軽く食べられる食事を提供できたらいいな、と考えています。

あるといいな、と思うのは子育て・医療の情報を提供してくれる場所です。子供の急変時って知識がないとどうしたらいいのか本当に分からないから、「こんな症状が出たらこういうふうに対応する」っていう講習会や窓口があればいいなと感じます。役場に行けば情報をもらえるのかもしれないけど、お母さんが行動する範囲って限られているから、本当に困っているお母さんまで声が届きづらいですよね。

 

—子育てをしている方へのメッセージ

西郷村は、東京に比べて時間も空間もゆったりしていて、子供たちが広々と遊べるのが魅力。人口も少なくはないし、大きい工場や会社もあるので、Iターンや転勤族の家族も多いです。

田舎独特の縛りやしがらみもなく、暮らしやすいところです。

 

* インタビューに登場した施設

キッズランドにしごう | 子供とお出かけ情報「いこーよ」
https://iko-yo.net/facilities/82699

おひさまひろば ご利用案内|NPO法人 しらかわ市民活動支援会
http://shirakawa-shienkai.or.jp/ohisama_about

コミュニティ・カフェEMANON
http://emanon.fukushima.jp/