業務スーパーがある、生活の必需品が揃う[棚倉町の先輩移住者レポート] | 福島県県南地方移住・定住相談所ラクラスしらかわ

業務スーパーがある、生活の必需品が揃う[棚倉町の先輩移住者レポート]

棚倉町地域おこし協力隊
直江 春奈さん
ナオエ・ハルナ
2020年に金沢市からIターン
先輩移住者

棚倉町で地域おこし協力隊として活動している直江春菜と申します。

出身は石川県金沢市です。前職は図書館司書でした。もともと本が大好きで司書の資格を取得してからは学校図書館で働いていました。

棚倉町に移住を決めたきっかけは、図書館司書として働くことで町の活性化に繋げるという活動内容に魅力を感じたからです。

 

   
活動の様子

 

棚倉のファーストインプレッション

 

初めて棚倉町に訪れた時に思ったことは、「業務スーパーがある!!」でした。
前に住んでいた場所にも徒歩圏内に業務スーパーがあってとても重宝していたのでこれを見つけたことにより「ここになら住めそう。」と思いました。

町内にはその他のスーパーも3店舗あって買い物には困りません。
ホームセンターも家電量販店もあるので暮らしの必需品は町内で揃えられます。
体一つで来ても何とかなります。

そして甘いものが好きな人には朗報です。
それは甘味処がたくさんあるところです。
県内有名チェーン店、フランス菓子店、和洋揃った店、個人店などその日の胃袋と相談して選ぶことができます。その中には食べ放題をやっているお店もありますよ。はしごしても楽しいです。

 


棚倉町の特産品のブルーベリーを使用した菓子パン

 

棚倉町の特徴

 

古くは棚倉藩の城下町で、町の中心部は棚倉城跡を中心に役所やJR水郡線の駅があり、北側の山中には中世の城跡である赤舘城跡があります。
歴史を感じる街並みや、約二百年続く棚倉秋まつりなど歴史情緒あふれる町です。
歴史が好きな方なら棚倉町文化センター(通称:倉美館)や、県内で一番最初に開館した図書館である棚倉町立図書館で昔の棚倉町を知ることができます。

 


棚倉城跡のお堀

 

棚倉町のここが好き

 

春は桜、秋は紅葉。当たり前と言えば当たり前の風景なのですが、棚倉町には花園しだれ桜というかんがい用水のため池の土手にぽつんと植えられた一本桜があります。
推定樹齢160年を超えるしだれ桜で、田園風景を背に脇の池に映る姿は「逆さ桜」として、見ごたえがあります。
最近では遠方から来るカメラマンも多く、人気の高い桜です。

秋には棚倉城跡の土塁のもみじがお堀に映え、美しい景色を堪能できます。
また、追手門の跡付近の樹齢約600年の大ケヤキは、棚倉のシンボルとなっています。
城跡周りの歩道は散歩をする人やジョギングをする人をよくみかけます。
道沿いにパン屋やラーメン屋があるので一息つきたいときにも最適です。
季節の移ろいを身近に感じられる風情のあるところが棚倉町の魅力のひとつです。

産地直売所は2か所あります。
地元食材が並んでいて人で賑わっています。
魅力満点物語直売所では地元の牛乳を使ったソフトクリームの販売や隣接するレストランもあり、休日は地元の高校生が行うイベントや子ども向けのイベントが開催されています。
一人暮らしなのに野菜を買いすぎてしまうことが多々ありますが、そんな時は料理上手なお母さま方からレシピを教えてもらえます。

農業を営んでいる人も多いですが、家庭菜園を趣味とされている方も多くいます。
東北地方のなかでも比較的温暖な気候なのでいろいろな野菜を育てることができます。
育てすぎる方も多くいるので、よくおこぼれをもらいます。
夏は野菜を買わなくても何とかなっています。

 

休日の過ごし方

 

郡山市まで1時間、那須地域まで1時間。
いわき市まで1時間。会津地域までも1時間程度で行けます。
車やバイクの運転が好きな方にはいいドライブコースもあります。紅葉のシーズンには、国道289号線や国道49号線の景色がとてもきれいで見ごたえがあります。

 

どんなことして働いているの?

 

地域おこし協力隊の働き方はまさに千差万別です。
「みんな違ってみんないい」という言葉がありますが、まさにその通りで真似ができません。私はミッション型で読書推進活動員として活動していますが、その他の地域おこし協力隊の多くはフリーミッションだと思います。
その場合、町と自分の特性を生かして働くことができます。

読書推進活動員とは名前が堅そうですが、小学校や中学校の学校司書をしています。
図書館整備や選書、廃棄、授業支援、読み聞かせなどが主な仕事になります。
自分が薦めた本を喜んでもらえた時などはこちらも嬉しくなります。

 


図書館での読み聞かせ

 

どんな人に地域おこし協力隊が向いているか

 

変化に適応できる人が向いていると思います。
自分の故郷に戻る人もいれば、まったく知らない土地に赴任する人もいます。
私自身は縁もゆかりもない場所に来ました。
気候や生活圏が変わるのは当たり前です。
その環境に適していける人がいいのかなと思っています。

コミュニケーション能力が必要な時も出てきます。
これは、どんどん話にいかなくちゃいけないのかと思われがちな能力ですが、話す力よりも聞く力が重要です。
かっこいい言葉だと傾聴力とも言います。
むしろ話すのは苦手だなと思っている人のほうが、地域おこし協力隊に向いていたりします。

 

棚倉町とマッチしそうな人

 

歴史が好きな人はこの町に合っているのではないかと思います。
住民の皆さんもよく図書館に棚倉の歴史を調べに来ています。
神社やお寺も多くあるので、住職などにお話を聞くのもいろいろと気づきがあって楽しいです。

四季の移ろいを通勤中に感じられる歴史情緒豊かな町にぜひお越しください。

 


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